もりじいの「猛暑のおすすめ新城ジオサイト」/

ジオサイトが元気
豊川の上流にある滝幅80メートルの葭ケ滝(よしがたき)

1億年前の大地殻変動により、日本一長い大断層、中央構造線ができ東三河の中央を走る。1700万年前、太平洋は深く奥三河まで入り込み豊かな海を形成した。新城の山里には、貝の化石が多く残る。

1500万年前、鳳来寺山あたりに、冨士山に匹敵する設楽大火山が出現し、大量の火山灰と溶岩流を拡散した。新城の山里には、凝灰岩、流紋岩、蛇紋岩、松脂岩など豊富な種類の岩石が存在し、そこには、水晶やメノオ、黄鉄鉱や黄銅鉱など鉱物も多く含まれる。やがて、風雨の浸食により、赤石山系と木曽山系にはさまれた大地に、東三河の母なる大河「豊川」が生まれ、河岸には、草木が豊かに繁茂し、数多くの種類の虫や魚や動物たちが生息した。

7000年前の旧石器、縄文、弥生時代の遺跡も東三河に多く、古来より多くの人が住む。有史以降では、702年に持統上皇が御津に僥倖し、703年に文武天皇の勅使が鳳来寺に利修仙人を訪ねた。以後、新城、東三河の大地は、その特色を生かした産物がつくられ、その地形を利用した歴史文化が築かれてきた。

35度を超すような猛暑日が続く今年の「夏のおすすめジオサイト」は、やはり、涼を求めてのジオサイトとなる。もりじいおすすめベスト10を紹介。

第1位 阿寺の七滝 日本の名瀑百選。駐車場から阿寺川に沿っての道行。森林浴をしながら川風にあたり、七滝の滝つぼに至る。七滝を見上げてのひとときは、暑さを忘れさせられる。

第2位 乳岩川 日本の天然記念物・名勝。駐車場から、宇連川、乳岩川に沿って歩く。宇連川との合流点から乳岩川は、ほとんど板敷側で、そのどの地点で足を浸しても気持ちがいい。車道の行き止まりの登山口には、渕もあり、そこで泳ぐのもまたいい。

第3位 大津谷川 日本の森百選の県民の森を流れる大津谷川。大駐車場下の川で泳ぐもよし、不動滝の河原で涼をとるもよし。また、登山して、亀石の滝、下石の滝を巡るのも興味ある方にはいいかも。

第4位 鳴沢の滝 作手の標高が高いだけでも、高原の風を感じるのに、十分な水量の瀑布から流れ来る滝しぶきに、鳴沢の滝まで来て良かったという満足感に浸ることができる。

第5位 百閒滝 阿寺の七滝まで行ったときに、少し足を延ばせば百閒滝に至る。駐車スペースが狭いのが難点だが、滝つぼまで下りて見上げれば熱さもふっとぶ。8月も早くからヒグラシが聞けるのもここならではである。滝口には、磁場ゼロのパワースポットがあるとも言われている。

第6位 新城ナイアガラの滝・寒狭峡谷 鳳来地区や作手地区と比べると標高が低いだけに体感気温は厳しい。故に、河畔の店で料理を味わいながら滝を鑑賞する涼感がよい。また、危険が伴うが河岸近く下りて寒狭峡の流れを滝しぶきを浴びながら眺めるのは、心身ともに涼しくなる。

第7位 穴滝・穴滝岩脈 宇連ダム河畔道路のどんづまりの道下にある、江戸時代から有名な滝である。例年、今の時期は、渇水で滝の姿が見られるが、今年は7月の豪雨で貯水率が90パーセント近くあり、湖底に沈んでいる。ならば、湖面より上流の清流に足を浸しても涼は得られる。 

第8位 望月街道 板敷川 湯谷の大滝・葭ガ滝・小屋ン滝 大野から川合に延びる望月街道は、板敷川と飯田線に沿って道筋は続く。木々の合間から見える清流、いくつもの滝の姿に涼感を得られる。

まだまだ数多くある 巴川 島田川 大島川 海老川 宇連川の流域には、多くの涼スポットがある。

コメント

  1. 松井忠宏 より:

    Discoverしんしろ💕
    新城再発見!!
    「もりじい」にどハマリ中です!!!   忠

  2. お久しぶりです。
    中学3年生の時の教え子の林です。
    NYでの留学から帰国後に教育委員長をされていた和田先生にお会いしました。
    その時に蛍光発色する公園の岩石の話をしたり英語教育の話をしましたが、新城市の蛇紋岩の存在を世間に広めたいとおっしゃられていたのが気になって論文をあさり、新城市の蛇紋岩の起源を調べましたが、諸説有るものの、まだまだ謎の多い存在ということで、はっきりしたことはわかりませんでした。😓

    紫外線で光る公園の石と蛇紋岩の起源の探求のために地元の地質を調べているうちにミステリアスな設楽火山史の存在を知り、のめり込んでしまいました。
    設楽火山について興味深く面白いことをイロイロと知ることが出来たのですが誰も興味が無く寂しく思いましたので、動画化してYouTube にアップしました。
    人生初の動画制作への挑戦でもありました。
    お時間があればこちらのリンクからご覧ください。
    m(_ _)m
    https://youtu.be/WPpcANQKM7s

    • morimorigenki より:

      林さんへ
      動画を視聴させていただきました。鳳来寺山を取り巻く地質岩石の様子が、とてもわやかりやすく説明されており、素晴らしい内容でした。
      鳳来寺山自然科学博物館や市内の中学校にも紹介してよろしいでしょうか。

  3. 東郷中 教え子の林 より:

    昨晩コメントを書いたのですが反映されていないようですのでもう一度書いております。。😥

    設楽の地質紹介動画を見て頂いてありがとうございます。

    残念ですが、この動画を公的機関で広く紹介することは問題があるかも知れません。😥
    動画内ではNHKドキュメンタリーから抜粋したカルデラ噴火のアニメーションや鳳来寺自然科学博物館から発刊された”愛知県の中央構造線”無いの写真やイラストを抜粋し無断転用しております。

    この魅力的な設楽の地質を是非地元民に知って頂きたく作成しましたが、著作権の問題があるかも知れないので動画のリンクを転送して、内々で観て頂くだけとしております。
    m(_ _)m

  4. 和田守功 より:

    資料の選択も適切で、とても分かりやすい動画です。
    ただ、著作権の問題があるとなると、なかなか、公的な場面での使用は難しいですね。作者の許可を得ていれば大丈夫なのですが、あるいは、個人的な使用であればということで、また、私的に見させてもらいます。

    • よろしければ動画製作の元となった冊子もご覧下さい。
      こちらからPDFファイルをダウンロード出来ます。
      https://drive.google.com/file/d/1JOcrmddn8VleLma4d7hpn2gEImwWQ3ol/view?usp=drivesdk

      動画製作前に書いたもので、これが難しすぎると悪評でしたので動画製作に挑戦しました。結局動画も悪評でしたが😥

      本冊子には動画では触れなかった中央構造線から設楽火山の起源までを14ページから説明しておりまして個人的には非常に興味深いことだと思います。
      もしお時間があれば。。

      残念ですが、
      これもNHKドキュメンタリーの動画と”愛知県の中央構造線”から抜粋した資料で構成しておりますので、著作権の関係上、公の場で広めるのは厳しいと思います。m(_ _;)m

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